海外ランドスケープレポート
同済大学建築学科
(中国上海)
狩谷龍俊くんの留学レポー
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授業の詳しい内容については自分もまだ知りません。今までは本当に中国語しか勉強してないので詳しいことがわかり次第またすぐにメールします。

しかし、2週間前研究室の先生にお会いしたときには中国庭園の空間技法と石組みについて研究したいといいました。陳先生という中国庭園ではいちばん有名な先生の下につきたかったのですが、こっちで語学を学んで3ヵ月後にある人が2年前になくなったと話してくれました。確かに自分が中国にきたときは、留学生事務の人がまだいるようなことをいったのですが・・・なにがなんだか。

しかし今の先生はその方の弟子にあたるかたです。ちょうど今年卒業された日本人の先輩に紹介していただきました。まだ実際に授業や研究室活動は始まってないのですが、自分の好きなことはやらせてくれそうです。

中国では建築と庭をセットで考えるので、日本のように「造園学科だけ」というものはないに等しいです。自分は建築についてまったく無知なので、少しずつですが勉強してみたいと思っています。
同済大学建築学部棟
中国のランドスケープについては発展した地域ではそういった考えがあるのだと思いますが、その他の地域では・・・これはもう言うまでもありません。まだ発展途上国なので、つまり昔の日本と同じです。そういった意識ははっきりいって低いです。まずどんどん高い建築物を立てることに一生懸命という感じですね。

中国留学の1番のメリットは物価が安いことです。しかも想像してたより何でもそろってます。(さらに安い。)CDも1枚10元(150円)で買えます(海賊版)。面白いのは、いつのまにかある日本人歌手が出してもないベスト版が中国ではすでに出ていることです。もちろんこれは中国独自で作ったものです。もっとすごいのは、すでにハリーポッターの完結版が出ていることです。さすが中国・・・著作権なんてものはありません。ほかに中国留学のメリットは、本場の中華料理が思う存分楽しめることです。

治安については、いま自分のすんでいる大学付近はまだいいほうだと思います。夜中も出歩けますので。でも、常に門番のような人がいます。自分の友達は北京の大学にいたとき、夜11時を過ぎると大学の寮から出れないといってました。それほど治安が悪いということです。

生活環境については空気が汚いことを除けばほんとにいいですね。なに不便なく暮らしています。街に行くにもバスで30分ぐらいですし、地下鉄もありますし、結構遊びに行くところも多いので。生活費については、みんなにも聞いてみたのですがだいたい月3万円ぐらいですね。(家賃は別です。)いま自分の住んでいる部屋は一人部屋で、6畳一間でそれとは別にトイレと浴室がついてます。家賃は月2万5千円ぐらい。(中国の物価を考えれば高い。)自分たちの住んでいる寮の中に教室があるのでほんとに便利です。

将来の夢は、これから学ぶことを生かし、新しい自分独自の作品を創ることです。その技術で世界の造園界を大きく変えたいです。

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